ウォークマン「NW-A10」シリーズ |
ソニーから、ウォークマンの新機種3モデルが発表された。いずれも11月8日に発売される。
世界最小、最軽量のハイレゾプレーヤー
「ウォークマン A」シリーズ
非Androidウォークマンの最上位モデルである「ウォークマン A」シリーズ。その新モデル「NW-A10」シリーズが3年ぶりに登場する。
世界最小、最軽量(幅43.6×奥行8.7×高さ109mm、66g)のハイレゾ音楽プレーヤーを謳う本機。デジタルアンプとして「S-Master HX」を搭載し、192kHz/24bitの音源を再生できるほか、DSDの再生も可能だ(PCM変換となる)。
同じくS-Master HXを搭載したAndroidウォークマン「F880」シリーズと比較して、純度99.99%以上の高純度すずを採用した無鉛はんだや、低抵抗の電源ケーブル、同社ヘッドフォンアンプ「PHA-2」と同じ技術で造られたプリント基板、旧三洋電機の「POSCAP」コンデンサーや高い剛性を誇るアルミダイキャストフレームの採用など、高音質化がはかられている。
一方で、ハイレゾ音源再生時は「ClearAudio+」などの高音質機能の調整はできないという、NW-A10のみの制約もある。
Android端末ではないためバッテリーもロングライフ。MP3で約50時間、ハイレゾで約30時間の音楽再生が可能だ。
無線LANは内蔵していないがBluetoothには対応しており、ワイヤレススピーカーなどで音楽を再生することも可能。コーデックは低遅延で高音質な「apt-X」にも対応する。
ラインナップは、内蔵メモリー32GBの「NW-A16」(予想実売価格2万5000円前後)、64GBの「NW-A17」(同3万5000円前後)の 2モデルを用意(税別、以下同)。なお、両方ともmicroSDカードスロットを搭載しており、メモリーの増設が可能だ(ただし、microSDカードに は著作権保護されているような音楽や動画の保存はできない)。
スマホや付属リモコンからの操作に対応した
「ウォークマン W」
スポーツモデルの「ウォークマン W」シリーズの新機種「NW-WS615」(予想実売価格1万9000円前後)は、13.5mmドライバーを内蔵するイヤフォンタイプの製品。IPX5/8相当の防水仕様となっている。
従来はハウジング部のボタンで本体を操作していたが、新モデルはBluetoothに対応しており、スマートフォンまたは付属の小型リモコンで操作ができる。もちろん、外部機器からの音楽の再生も可能で、コーデックはapt-Xにも対応する。
スマホからの操作は、同社の音楽コントロールアプリ「SongPal」を使用。再生操作からイコライザーの調整まで、グラフィカルな画面で行なえる。
また、本体はマイクを内蔵しており、Bluetoothヘッドセットとして使用することもできる。内蔵メモリーは16GBで、S-Master HXは非搭載なのでハイレゾ音源の再生はできない。
apt-Xに対応したミドルクラスモデル
「ウォークマン S」
ミドルクラスモデル「ウォークマン S」の新機種「NW-S10」シリーズは、ボディーデザインを一新。機能面ではBluetooth再生時のコーデックでapt-Xがサポートされている。
なお、S-Master HXは非搭載でハイレゾ音源再生は行なえないが、ノイズキャンセリング機能などは搭載する。
ラインナップは、内蔵メモリー8Gの「NW-S14」(予想実売価格1万5000円前後)と、16GBの「NW-S15」(同1万8000円前後)、さらにスピーカーが付属する「NW-S14K/S15K」(価格は単体モデルの+3000円ほど)シリーズがある。
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